三脚を持ち運ぶ時に脚が少し開く様になった。脚を開いた状態で運ぶと足が少し閉じる様になった。収納したはずの脚が勝手に伸びてしまう。伸ばした脚が勝手に縮んでしまう。等、三脚の脚の開きが緩くなった時のメンテナンスと必要な工具をまとめておきます。
工具は全て付属品ですが、なくした方は購入を検討してみて下さい。
脚の緩みを調整
脚の緩みを調整する時に使うのは、T25サイズのトルクスレンチ(ヘックスローブレンチ)です。
脚の付け根のネジ穴にトルクスレンチを嵌めて、脚の開きを固くしたい時は時計回りでネジを締め、脚の開きを緩くしたい時は反時計回りでネジを緩めます。雲台が邪魔になる時は、雲台を外してから調整して下さい。

この際、ネジを締めすぎると、脚の開きが固くなりすぎて逆に使い辛くなるので注意が必要です。
ロックテンションの緩みを調整
ロックテンションの緩みを調整する時に使うのは、32mm脚径用EX.8ナットレンチです。
ロックレバーを解除してから、ロックレバー内側のネジ穴にナットレンチを嵌めて、ロックテンションを固くしたい時は時計回りでネジを締め、ロックテンションを緩くしたい時は反時計回りでネジを緩めます。

プラスチックのナットレンチではそこまできつく締めることはできませんが、締めすぎるとロックできなくなるので注意が必要です。
最後に
僕は2年ぐらい使用したあたりから、持ち運んでいる時に脚が緩んで少し開いたり、担いでいる時に開いた脚が少し閉じてくるようになったのですが、専用工具があれば誰でも簡単に調整できますから、気になる方は一度メンテナンスすることをおすすめします。
いずれも三脚の付属品ですから、購入する必要はありませんが、なくした方は購入を検討してみて下さい。また、ナットスレンチは脚にはめたまま忘れている方もいると思うので、見つからない時はいずれかの脚に取り付けられていないか確認してみて下さい。



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